県文化財指定記念特別小展示 打它宗貞像~豪商のおもかげ~


イベント詳細

  • 日付:
  • カテゴリ:

江戸時代初期の敦賀の豪商・打它宗貞は、飛騨高山の城主・金森長近のもとで鉱山奉行として活躍した後、慶長13年(1608)に来敦し、一時は敦賀代官にもなりました。また息子の打它公軌は京都で大名貸しをして富を築き、和歌の師匠で豊臣秀吉の義甥にあたる木下長嘯子を助け歌集『挙白集』を編さんし、さらには世に名高い俵屋宗達筆「風神雷神図屏風」を発注したと言われる歌人であるなど、歴史的にも何かと話題の尽きない人物です。今回その肖像画が、伝存例が少ない江戸時代初頭の豪商の肖像画として、また美術的価値も高いと評価され、県の指定文化財となりました。敦賀の歴史に大きな足跡を残し、また京都との文化的な繋がりも示唆してくれる貴重な文化財・打它宗貞像を、特別に下記の期間展示いたします。

展示資料:「絹本著色打它宗貞像」(個人蔵) 1幅
「国宝風神雷神図屏風」画像パネル
(建仁寺蔵(京都国立博物館寄託)2枚 外

会期:令和3年10月8日(金曜日)から11月9日(火曜日)まで

※期間中休館日 毎週月曜日・11月4日(木曜日)

場所:敦賀市立博物館2階展示室(一部)