8月末から9月頭にかけて5日間、令和5年度の博物館実習を行いました。 今年度の実習生は3名(大学4年生2名、3年生1名)で、行程は以下の通りです。
午前 | 午後 | |
1日目 | 全体のガイダンス | 資料整理実習 |
2日目 | 古文書整理実習 | 実習展準備 資料運搬作業 |
3日目 | 資料整理実習 | 実習展準備 |
4日目 | 市内展示施設(人道の港敦賀ムゼウム)見学 | 市内展示施設(みなとつるが山車会館)見学 |
5日目 | 資料整理実習 | 実習展準備 展示実習 |
1日目
博物館実習全体のガイダンスと、近代資料をの整理実習を行いました。
2日目
午前中は古文書資料の展開作業を行いました。午後からは5日目に展示実習を行う実習展の準備として、展示テーマを設定しました。
3日目
午前中は1日目に引き続き近代資料の整理実習を行い、午後からは実習展で展示する絵葉書資料の選定を行いました。
4日目
午前午後通して、市内の展示施設である人道の港敦賀ムゼウムとみなとつるが山車会館を見学しました。
5日目
3日目に引き続き近代資料の整理実習を行った後、実習展に向けてパネルを作成しました。閉館後は展示ケース内に資料を入れたり、展示パネルの打ち付けなど、展示実習を行いました。
敦賀市立博物館では毎年、博物館実習を受け入れています。当館での実習を希望される方は大学等を通してお申込みください。(実習の内容は人数等に合わせて毎年変更しています。また、参加日の都合により実習内容が実習生によって異なる場合があります)
事前のご相談等は直接博物館までご連絡くださいませ。
問合せ先:敦賀市立博物館 電話(0770-25-7033)またはメール(museum@ton21.ne.jp)
実習生の方々に感想をいただきました
~実習生Sさん~
私が5日間の実習の中で一番印象に残っているのは最終日の実習展の作業です。実習展では展示する作品選び、展示パネル作り、資料の展示など、学芸員の方が普段行っている作業を体験させていただきました。実際に自分でこれらの作業を経験したことで展示にはどれほどの時間と労力がかかっているのかを改めて実感することができました。また、実習展の作業以外にも、整理されていない資料のラベル貼りや展示資料の入れ替えなど、様々なことを経験させていただきました。
私は大学では専門外の教科を専攻しているので、最初は実習についていけるか不安でした。ですが、担当の職員の方をはじめ敦賀市立博物館の方々は、分からないことを優しく教えてくださり、学びが多く充実した実習になりました。本当にありがとうございました。
~実習生Fさん~
5日間の博物館実習を通して、職員の方々のおかげで、充実した時間をすごすことができました。地元のことについて勉強してみたい、専攻分野とはまた違ったことを学んでみたいと思い実習を志望しましたが、ご迷惑をおかけするのではないかという不安もありました。しかし、他の実習生や、職員の方のおかげで、無事実習を終えることができました。地元のことでも、文化財やお祭り、港のことなど知らなかったことがたくさんあり、毎日とても新鮮な気持ちで、たくさんの学びを得ることができました。また、実習展、資料整理実習を体験して、展示の工夫や、保存方法、展示の準備など普段博物館に行くだけでは、知ることのできない、裏方の仕事の大変さも見ることができました。これから博物館に行くときには、今までとは違った視点で見学できると思います。
本当に貴重な経験をさせていただいて、ありがとうございました。