明治~戦後にかけて撮影された館蔵の古写真や市民から提供された新出の古写真を展示し、かつて「大敦賀」と歌われた敦賀のまちなみを紹介します。
国際港に指定されて賑わう敦賀港や鉄道、氣比神宮や金ヶ崎宮など、敦賀の名所を写した古写真が並びます。また、本展では戦後の古写真も展示します。かつて敦賀にあったスキー場や松原公園の水族館など、懐かしい敦賀の風景に思いを馳せてみませんか。
Film 1 写真・絵葉書の誕生と流行―普及する古写真―
写真は、幕末に日本に伝わり、撮影技術が簡易になるにつれ、徐々に民間にも普及していきました。一方、19世紀半ばに誕生した絵葉書は、郵便制度が整えられた近代国家の間で、通信手段として、あるいは収集の対象として流通しました。ここでは戦前に使用されたカメラと、絵葉書が爆発的に流行した日露戦争当時の手作り絵葉書をご紹介します。
Film 2 近代敦賀の華―港・鉄道・名所―
古代から交通の要衝として栄えた敦賀は明治時代に入ると、鉄道が敷設され、大陸とつながる国際港としてにぎわいを見せるようになりました。ここでは、そんな近代敦賀の華である港、鉄道と、気比神宮や金ヶ崎などの名所を写した古写真をご紹介します。
Film 3 近代敦賀の生活―学校・施設・軍隊―
古写真には、港や鉄道などの花形の被写体だけでなく、人々が慣れ親しんだ学校などの施設も数多く写されてきました。ここでは、金山に置かれた歩兵第19連隊兵営や敦賀税関支署、福井県唯一だった水上警察署などの写真をご紹介いたします。
Film 4 敦賀の戦争
1931(昭和6)年に満州事変が勃発し、1937(昭和12)年に日中戦争がはじまると、大陸に面した敦賀には続々と軍の出先機関が設置されていきました。そして1945(昭和20)年7月には、空襲で多くの建物や家屋が焼失してしまったのです。
Film 5 敦賀の復興と発展
終戦後、空襲で大きな被害を受けた敦賀にはアメリカ軍が進駐し、金山兵営に福井県全域を統括・指導する第103 軍政部が置かれました。敦賀の戦災復旧事業はアメリカ軍の統括のもと急速に進み、同軍が撤退してからも市の行政や市民の力によって敦賀の復興は着実に進んでいきました。
Film 6 古写真が残す祭りの記憶
民俗行事や伝統行事の中には、今はもう見ることのできないものもたくさんあります。また、見ることはできても昔の形を留めていないものもたくさんあります。
ここでは、古写真に残されたお祭りをご紹介します。
会期
令和3年8月6日(金)~10月5日(火)
前期:8月6日(金)~9月5日(日)
後期:9月7日(火)~10月5日(火)
休館日
8月9日・9月20日を除く毎週月曜日・8月10日・9月21日・9月24日
会場
敦賀市立博物館2・3階展示室
入館料
一般 300円/高校生以下無料
関連イベント
歴史ウォーキング
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ワークショップ
○オリジナル絵葉書をつくろう!
〔日時〕会期中土日祝日
〔場所〕敦賀市立博物館地階
〔内容〕昔の絵葉書のデザインをプリントしたハガキを使って、家族やお友だちにメッセージを書いてみましょう。
○古写真ぬり絵
〔日時〕会期中随時
〔場所〕敦賀市立博物館地階
〔内容〕モノクロの古写真に色を塗ろう!小さいお子様から大人まで楽しめます。
○古写真パズル
〔日時〕会期中随時
〔場所〕敦賀市立博物館地階
〔内容〕古写真を使ったパズルに挑戦してみよう!お子様から大人まで楽しめます。
○スタンプラリー
〔日時〕会期中随時
〔場所〕敦賀市立博物館2階・3階
〔内容〕館内に設置されたスタンプでスタンプラリーができます。デザインは押してからのお楽しみ!
特別展リーフレット
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展示資料リスト
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令和3年度特別展 古写真が語る敦賀―うつりゆく「大敦賀」のまちなみ―展示資料リスト
子供向けキャプション
小学校3年生~高学年向けにキャプションも設置しています。
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