日本海側と都とを結ぶ海陸交通の要衝として栄えた敦賀は、江戸時代に「北国の都」(井原西鶴『日本永代蔵』)と称されたほど人や物が行き交うにぎやかなまちでした。その豊かさは、各地から来敦した絵師や文人たちと、敦賀の人々とのつながりからも知ることができます。
本展では、敦賀の絵師や京の絵師たちの絵画作品をはじめ、敦賀の文人たちが伝える郷土にゆかりの深い品々を展示し、彼らが形成してきた華やかで活気あるネットワークを見ていきます。本展を通じて、みなとまち敦賀の自由闊達な文化的風土とその美しさを感じていただければ幸いです。
![](https://tsuruga-municipal-museum.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/06/鈴木松年「山姥図屏風」(真禅寺寄託)1-1024x449.jpg)
鈴木松年「山姥図屏風」(当館寄託 真禅寺蔵)
会期
令和6年11月28日(木)~令和7年1月13日(月・祝)
休館日
月曜日(1月13日を除く)、12月29日~2025年1月3日
会場
敦賀市立博物館