いちにんびゃくしょう ―市野々の柴田権右衛門さんー


イベント詳細

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江戸時代、平和で安定した社会は農業技術の進歩をもたらし、さらに年貢の収入を増やしたい幕府や藩の方針により、各地で新田開発が活発となります。

敦賀においては、柴田権右衛門(ごんえもん)さんが開発に乗り出し、誕生したのが「市野々村」です。

その屋敷と庭園が、令和5年10月1日(日)にリニューアルオープンした(国の名勝)「柴田氏庭園」です。

野坂山を借景とした「(敦賀)郡中一の林泉(庭園)」と江戸時代の書物にある通り、屋敷と庭園は参勤の途中に小浜藩主が休息する場所として利用され、小ぶりとはいえ各所に優美な造作も見える建築物と庭園です。

つまり、お殿様がご覧遊ばされた風景を、現在の我々も全く同じように体験することが出来る、大変珍しい歴史的現場ともいえます。領内一のお百姓さんとして、当時敦賀を支配していた小浜藩に認められた柴田権右衛門さんですが、その実情は借金がかさみ、川の氾濫に悩まされるなど、幾度もの「市野々村経営危機」と対峙しなければならない困難なものでした。

残された古文書や絵図から柴田権右衛門さんの歴史的背景や活動についてご紹介します。

展示一覧表PDF


[会期]令和5年11月8日(水)~12月17日(日)

[会場]敦賀市立博物館 2階展示室

[休館日]毎週月曜日、11月24日(金)

旭日鶴図

旭日双鶴図