北陸新幹線金沢―敦賀間の開業は、日本海側有数の港町であり交通の要衝として知られる敦賀にとって、新たな歴史の1ページとなります。
古くから太平洋側と日本海側を結ぼうとしてきた歴史において、「運河計画」はその象徴でした。それは敦賀(日本海)と琵琶湖間に運河を設置し、さらに太平洋側に水運をつなげるという壮大な計画です。二つの海をつなぐこの計画の実現は叶いませんでしたが、実は多くの計画段階の史料が現存しており、敦賀の疋田地区に残る「舟川遺構」は、その計画の一部が実現したものと言われています。
新たに新幹線が走り、栄枯盛衰の歴史を港と共に歩んできた敦賀の「運河計画」についてご紹介します。
会期
令和6年10月18日(金)~11月24日(日)
休館日
月曜日(11月4日を除く)、11月5日(火)
会場
敦賀市立博物館